27日が活動最終日となっている名古屋市議会へのリコール運動。NET-IBニュースは、19日、20日の2日間に渡って現地を取材。そこで行なわれていたのは、音頭をとる名古屋市長・河村たかし氏の言うとおり、正真正銘の『市民革命』であるように感じた。
署名運動には、多くの市民ボランティアが参加している。ある者は会社を休み、ある者は「子や孫のため」と老骨にムチを打ち、ある時は炎天下の街頭に立って署名を呼びかけ、ある時は署名簿を持って近隣の知人を訪ね歩いている。また、名古屋から革命の火を地元に持ち帰ろうと、全国津々浦々から馳せ参じ、署名作業の手伝いをする有志たちもいた。
今回から数回に渡るシリーズで、それぞれのボランティアが、どのような想いでリコール運動に参加しているのか、生のご意見を紹介していく。
19日、JR千種駅前で署名活動をしていた受任者・鈴木さんは、内装会社の経営者。これまでの人生のなかで初めてボランティア活動に参加したという。
もちろん河村市長への支持だけが、リコール運動参加のきっかけではない。市民ボランティアの原動力となっているものには、河村市長が掲げた公約、すなわち市民税10%減税、地域委員会、議院報酬の半減などもある。
市内在住の40代主婦(匿名)は、リコール運動に関するビラを見て協力を申し出た。理由は、河村市長が始めた地域委員会の継続である。
(つづく)
【山下 康太】
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