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自立する地域社会

名古屋市議会リコール運動・市民生声リポート(1)
自立する地域社会
2010年9月21日 14:29

 27日が活動最終日となっている名古屋市議会へのリコール運動。NET-IBニュースは、19日、20日の2日間に渡って現地を取材。そこで行なわれていたのは、音頭をとる名古屋市長・河村たかし氏の言うとおり、正真正銘の『市民革命』であるように感じた。
千種駅前の署名窓口 署名運動には、多くの市民ボランティアが参加している。ある者は会社を休み、ある者は「子や孫のため」と老骨にムチを打ち、ある時は炎天下の街頭に立って署名を呼びかけ、ある時は署名簿を持って近隣の知人を訪ね歩いている。また、名古屋から革命の火を地元に持ち帰ろうと、全国津々浦々から馳せ参じ、署名作業の手伝いをする有志たちもいた。
 今回から数回に渡るシリーズで、それぞれのボランティアが、どのような想いでリコール運動に参加しているのか、生のご意見を紹介していく。

 19日、JR千種駅前で署名活動をしていた受任者・鈴木さんは、内装会社の経営者。これまでの人生のなかで初めてボランティア活動に参加したという。

鈴木さん 署名運動を通じて、少しでも市政への関心が高まって欲しいんです。私は、昔から河村さんを応援しています。それは自ら率先してやる姿勢を認めているからです。河村さんは、市長になったときも、真っ先に自分の報酬を年800万円に減額し、退職金も廃止しました。今は毎朝、バスで市役所に通勤しています。
 そのような河村さんの人気もあって、現在、多くの署名が集まっています。それと今までね、若い世代は政治に関心がないと思っていました。ところが、リコール署名のボランティアを見ると、若い子が積極的に参加しているんですね。まだまだ捨てたもんじゃないなと思いましたよ。いろんな人が頑張っています。集まった署名を本当にムダにしたくない気持ちでいっぱいです。

 もちろん河村市長への支持だけが、リコール運動参加のきっかけではない。市民ボランティアの原動力となっているものには、河村市長が掲げた公約、すなわち市民税10%減税、地域委員会、議院報酬の半減などもある。

 市内在住の40代主婦(匿名)は、リコール運動に関するビラを見て協力を申し出た。理由は、河村市長が始めた地域委員会の継続である。

 地域の活動はいつも"同じ人"がやっていて、変えたくても変わりません。市議会も同様です。いつも同じ人ばかり。そのうえ、当選を重ねるために選挙のための活動しかやっていないように思えます。
 河村市長は『地域のことは地域で決める』と、代表者が選挙で選ばれる地域委員会を新たな住民自治の仕組みとして導入しました。しかし、これも議会の修正があり、このままでは継続して実施することができません。今回、署名活動に参加しているのは、地域委員会の取り組みを続けたほうがいいと考えているからです。

(つづく)
【山下 康太】

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