福岡工業大学は、「進路指導教諭が生徒に勧めるイチ押し大学」（大学通信社調べ）のなかで九州だけでなく、全国の大学のなかでも上位にランキングされた。
　同ランキングは、全国約2,000の進学校の進路指導教諭にアンケートを実施。詳細は、"就職に力を入れている大学"に23位、"面倒見が良い大学"に18位、"学生支援力が高い大学"に23位にランキングされた。

＜現在の進学・就職活動とは＞
　昨今、景気の低迷が続き「企業が大学新卒者を選考に選考をかけ選ぶ」時代になったと感じる。その状態のなかでは、大学側の支援が"内定を貰える"という結果に繋がっていく。そのサポートの質で、内定を貰えるか貰えないかが、決まると言っても過言ではないだろう。
　そのなかで大学進学・就職活動は、学生・その保護者にとって大きな節目である。人生の節目での「選択」となると、そう簡単には選択出来ない。その失敗を「経験してこそ人生だ」と言ったらそれで終わってしまうのだが、誰もがそのような失敗は避けて通りたい。また、前述しているように不況が続き、学生が選ばれる時代に、どのように就職活動を進めていったら良いのか、分からない学生が多いと思う。それは、大学側も同じなのではないだろうか。模索中なのだ。その模索に時間がかかってしまい、昨年・今年の新卒者の内定率の悪化に繋がっているのではないだろうか。

＜福岡工業大学の取組＞
　この厳しい時代に、福岡工業大学は、就職氷河期へ突入する前に、この状況変化に素早く対応することが出来た。それが出来たのは『For all the students（すべては学生・生徒のために）』という同大学の経営理念を元に、すべての事業について『学生のためか？』という判断基準を明確にしているからである。
　同大学では、全学年を通したキャリアプランニングを行なう。１年次に、徹底して社会に出る準備を行ない、２年次で大学OBや企業人によるガイダンス、インターシップで、進路設計を進めていく。そして、３・４年次では、本格的な就職活動支援を始めるのである。この成果として、同大学の今年の卒業生の就職率は、大学・短期大学・大学院で、90％を超える就職率に繋げたのである。
　昨今の厳しい状況で、同大学の"学生の立場から考えた支援"が、前述した同ランキングなど、しっかり教育現場から評価されたのである。

　今の日本で、自分の将来を「選択」するとき、先が見えずとても不安である。しかし、しっかり学生目線で就職活動支援の計画・実行し、さらに、それが評価されている福岡工業大学では、自分の目標が明確に見えてくるのではないだろうか。

▼関連リンク
福岡工業大学HP

*記事へのご意見はこちら