自民・公明・みらいの福岡市議会3会派が支持する元民放アナウンサー・高島宗一郎氏(36)は、午前9時から福岡市中央区の警固神社境内で出陣式を行なった。出陣式には、選対本部最高顧問として、麻生太郎元首相と古賀誠自民党元幹事長が参加。また、10月30日に政策協定を結んだ公明党の木庭健太郎参議院幹事長も応援に駆け付けた。さらには、学生や若者からなる支援組織フォローメンバーズ、私立幼稚園連盟所属の若い教職員たちも参加していた。
「相手側は推薦を取るために民主一色になった。民主党に支配される福岡市政にしてはいけない」という選対本部長の太田誠一前衆議院議員の演説後、麻生元首相がマイクを握った。
麻生氏は、「従来であれば、2期目の市長選挙というのは、圧倒的に(現職が)強いものです。それが今回は候補者が8人ですよ。8人も候補者が出ることは、よほど今の市長がよくない。そう思わなきゃ8人も出ませんよ」としたうえで、家庭をもちながら若くしてアナウンサーの職を捨てた高島氏の資質を評価。「行政能力が無くても、市議会もいる、市職員もいる、夜な夜な家庭教師をつければ、資質があれば後から何とでもなる」との激励の言葉を送った。
一方、高島氏を支持する、自民、公明、みらいの3会派を代表してあいさつを行なったおばた久弥福岡市議は吉田市政1期4年を「公約をひとつひとつつぶしていく4年間。成長戦略を何も持たない」と痛烈に批判した。
それらを受けて壇上に立った高島氏は、「これから福岡は大きなチャレンジをたくさんしていかなければならない。そこで私が一番大切にするものはそこに暮らす人の共感、心です。発信無くして共感なし」としたうえで「福岡をアジアのなかのナンバーワン都市にする」と、力強く宣言した。
この後、高島氏は中央区天神の岩田屋本館前で第一声をあげ、福岡市内各所における街頭演説へと出発した。
※高島氏は、きょう(1日)が誕生日のため、年齢表記を36歳にしてあります。
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