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2010福岡市長選

麻生太郎氏「これはテロだ」、談合疑惑で高島氏陣営にダメージ
2010福岡市長選
2010年11月10日 09:00

 前福岡市教育長・植木とみ子氏(61)の福岡市長選撤退表明は、はたして政党の圧力によるものなのか。現段階では、それは憶測に過ぎない。記者会見において、植木氏陣営・北嶋雄二郎後援会長は、9月末から10月初旬までの間に、高島氏の選対関係者からの働きかけはあったと発言した。ただし、その人物については、「自称」ということもあり本物かどうかは分からないとしている。
 疑惑の矛先を向けられた高島氏陣営は、9日夜の個人演説会で、津田隆士 選対幹事長が会場に集まった500名を超える聴衆に対し関与を否定。選対本部最高顧問の麻生太郎元首相から「これ(植木氏の撤退)はテロだ」との指摘があったことを明らかにした。植木氏の撤退で高島氏陣営が受けたダメージは大きいという。

 植木氏の撤退表明は唐突であり、植木氏の支持者にも満足な説明がなされたうえでのことではない。熱心な支持者のなかには「それでも植木さんに票を入れる」という声もある。「私の代わりに」という植木氏も、直接的に高島氏を応援する意思がないことを表明している。高島氏以外の陣営に流れている旧植木支持者も少なくはないのだ。
 "談合イメージ"による弊害を考えれば、高島氏陣営にとってはハイリスク・ローリターン。そもそも、告示後になって選挙活動を放棄することは特異なケースであり、とても期待できるものではない。それが投票の5日前ともなれば、万が一、撤退が実現したとしても談合疑惑による悪印象が生まれ、「百害あって一利なし」という可能性が高まる。なお、各リサーチのなかには、植木氏の撤退に関係なく、すでに高島氏が一歩リードしているものがあるという情報がある。

 植木氏は記者会見で「手応えのない選挙活動に失望し、阻止したい現市政の継続が自分の存在によって達成されることを危惧した」という内容の説明を行なった。反吉田市政の急先鋒で植木氏陣営にとっては、今回の撤退が吉田氏陣営に「批判の題材」として利用されることほど、無念なことはないだろう。

【山下 康太】

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