昨年、現場復帰し、死線の先を行く壮絶な経験を経て、自らが立ち上げた出版社を復活に導いている人がいる。今春、このNET-IBでも取り上げ、話題になった人物だ。現在も毎日チャリ(自転車)を漕ぎ、笑顔で元気にフリーペーパーの広告営業を行なっている。福岡市内ならどこへでも30分、1時間圏内は当たり前。飲食店や美容室、エステ、クリニックなど訪問し、広告を提案。そして契約・作成して掲載、発刊して反響を出す充実した日々を送っている。今やフリーペーパーも馴染み深いものになったが、その人は商業的フリーペーパーを日本で初めて世に送り出した人物。前述のように現在も現役の広告営業マンとして会社を牽引している。その人の名は福岡市博多区のオフィスマガジン「ガリヤ」を発行する(株)ガリヤの長澤由起子社長だ。
まさに"フリーペーパーの生き字引的な存在"である長澤社長が現場復帰して1年が経過した。多くの人々と広告の話をし、現場の感覚を完全に取り戻し、奮闘中だ。しかし、最近、営業回りの中で、ある現象に気付き、とても危惧しているという。それは"インターネットに過信する"人たちがあまりに多いという事だった。
▼関連リンク
『ガリヤ』21年目の再スタート~長澤由起子の挑戦(1)
*記事へのご意見はこちら