―支援してこられた山崎(選対)本部長にお聞きします。この決断を聞かれた時、どういう風に思われましたか。
山崎 さきほどの政治家活動うんぬん、政治家というのは、ご本人は政治家の世界に入ったという意識はないと思います。市長職を目指したということだと。今の話では、私もご一緒いて申し訳ない気持ちになりました。ただ、私どもの陣営が、全部市役所、市の行政と関わってきた人間なんですよ。だから、やはり市に対する思いが強いし、内容も知っているという自負もありますので、知らんふりが出来なかったという、そういうところがあると思います。
―植木さんのご決断を聞かされたときには、それではお二方(北嶋氏、山崎氏)ともお止めにはならなかったのですか。
山崎 そうですね、どちらかというと北嶋が止めて、私が「わかった」と言った風ですね。
―(山崎)広太郎さんが「わかった」とおっしゃったのは(なぜですか)。
山崎 やはり私は、4年前まで福岡市長をしていて、ああいう形で落選して、4年間全く在野だったわけです。そういう目から見て、吉田市政に対する批判は人一倍強かったと思います。だから、「変えなければ」という思いが非常に強い人間のひとりです。だから、まあ、あの、植木さんの決断をよしとした訳ですが...。
―山崎さんご自身の支援者・支持者が、今回、植木さんの支持者と重なると思うのですが、その方へ山崎さん自身からの説明はどういう風にされますか。
山崎 あらゆる機会を通じて...。まあ、植木さんご自身の支持者よりも、私の支持者の方がその辺、理解は、理解は早いというか、かなり私に似た気持ちを持っている支持者ですから、そのへんの説得は苦労しないと思います。植木さんに対する、あまり背景を考えずに期待していた人たちに、本当に申し訳ない気持ちです。
―植木さんはテレビの討論会などでもうひとりの保守系候補者に「あなた大丈夫なの」と質問されていましたが、それでも任せていいのですか。
植木 まあ、若いから一生懸命勉強なさると思います。
―有権者への説明は、今後具体的にどのようにされるのですか。
植木 文書をいろいろと持って行っていただいたり、私自身がご説明にあがったり、送付したり、そういうことでさせていただきます。
―「若いから一生権命勉強する」というのはあまりにも無責任だと思いますが。
植木 吉田さんの今、あまり物事に一所懸命にならない、そういう状況よりはいいかなと思います。
―その勉強に教育者として関わることはありますか。植木さんご自身が高島さんの勉強に。
植木 なんでそういうことになるのかが、わかりませんが。
―つまり、「無責任」と言うのは、託す、あるいは保守票をそちら(高島氏)に向けたいというのであれば、その人に託すなりの理由なり責任があると思うのですが。そのあたりのことをあなた自身がどういう風にされるのか。
植木 個人的には、よく知っておりますので、電話なりなんなり、外でいろいろお助けできることがあると思います。
―現職を負けさせるために、ご自身の支援者を裏切ったともとらえかねないことだとも思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
植木 私が本当に勝つのであれば、絶対やっています。絶対やっています。やりたいんです。いろいろ総合してみても、1割も勝つ可能性がないんです、でしょ。そしたら、次善の策ということで考えて、考えた結果なんです。
―その理屈は支援してくれた方に伝わると思いますか。
植木 時間がかかると思います。
―仮に高島さんが当選したとして、吉田市政よりここがこう良くなるなど具体的なことはないですか。
植木 全く考えていません、今のところ。
―吉田市政よりましになるじゃ、根拠は何だと思われますか。
植木 何にもしない4年間よりも、少し福岡市が元気になる。「取り戻せ、元気」と言われていますので、元気になる施策をやっていただけるのではないかと期待しています。
―今、高島さんの言われていることに同調されることはありますか。
植木 市民の意見をよく聞くと、それは本当の基礎の素晴らしいことだと思います。
※括弧内はNET-IBニュースで補足した部分です。
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