14日に投開票が行なわれた福岡市長選挙で、善戦およばず落選した元佐賀市長・木下敏之氏(50)が、投開票翌日の15日から朝のあいさつ活動(朝立ち)を開始している。
落選が確実となった後、報道陣に「福岡に骨を埋める覚悟」と語った木下氏。15日は天神、16日は西鉄大橋駅前、きょう(17日)は野間四つ角に立った。この朝の活動は、木下氏自らが「感謝の気持ちを伝えたい」として始めたもの。公職選挙法上、不特定多数の有権者への謝意の言葉は禁止されているため、あいさつを行なうのみに留めている。
朝立ちには木下氏の選挙事務所におけるボランティアも自主的に参加している。野間四つ角の朝立ちには7人が加わった。実施するのは午前7時から午前8時30分まで。時間の都合がつく人が出勤前に駆けつけていた。
次の市長選を見据えた活動かとの質問に対し木下氏は「そういうことは、まだ考えていない。これからも福岡で活動していくという気持ちを示したい」とのコメント。また事務所ボランティアに関しては「本当にありがたい」と思いを語った。
なお、一緒に立っていた関係者によると、木下氏はこの朝立ちを当分の間、毎日続ける予定。その後も不定期になるが「出来る限り行なっていく」方針という。
【中山 俊輔】
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