<地元金融機関には、公共的使命の発揮が今求められている!>
昨年までは、企業倒産件数は沈静化していたが2011年は中小零細企業の倒産件数が増加するのではないかというのが地元行を中心とした見方のようである。
というのも、「中小企業金融円滑化法」は、1カ年の延長が決定したが、これまで同様にリスケの申出に金融機関が応諾するかどうかは不透明。というのも、リスケ債権は「隠れた不良債権」との認識があることから、これ以上の不良債権発生を避けたい意向が働いているようだ。
「緊急保証」については、今年3月末で取り扱いが終了予定であるが、取り扱い終了に伴い金融機関の貸出残高減少に拍車がかかるとの見方もある。
しかしながら、地元金融機関に求められているのは公共的使命の発揮であることを認識すべきであろう。
*記事へのご意見はこちら