噴火が続く霧島山の新燃岳。活動が活発化した26日以降、街は砂だらけの状況だ。
「こんなのは生まれて初めて。マスクと眼鏡なしでは買物にも行けない」というのは、市内の菓子店に買物に来ていた男性客。街には灰が舞い、とても歩ける状態ではない。そのためこの菓子店もやむなく営業を早めに切り上げて閉店していた。「(26日以降)売上が落ちています。仕方がないが、こんな景気が悪い時にこのような噴火があるのは痛い」と店舗スタッフは語る。
下の写真は、都城市内のショッピングセンター駐車場に停車していた乗用車。車はあっという間に砂まみれになり、数時間放置するとかなり埋もれてしまうようだ。189年ぶりに発生したマグマ噴火が市民に与えた影響は計り知れない。
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