3日の博多阪急のグランドオープンは、開店前の行列は約1,000人だったことが関係者の話でわかった。前日のプレオープンには約3,000人が並んでいたと言われるだけに、少ないという印象を受けるものの、時間が経つにつれて次第に客足は増えている模様。「遠方からのお客様が増えてくると思います。また、本日(3日)は夜9時までの営業となっておりますので、通勤帰りの買い物客も多いことが予想されます」と同店の広報担当者は話す。午前中現在、デパ地下のガトーフェスタハラダ、モンシュシュの堂島ロール、クラブハリエのバームクーヘンなどスイーツ売場を中心に長い行列ができている。
開業の際、来店客一人ひとりに挨拶を行なっていた博多阪急・柳澤興平店長は、「今回、厳しい経済状況のなかでの開業となりましたが、博多阪急が今後の百貨店のビジネスモデルになっていきたいと思います」と抱負を語った。また、天神と博多の在り方については「博多は九州の玄関口。この博多シティが博多のランドマークとなり、天神と博多をつなぐ回遊性のあるものにしていければと思っております」と相乗効果を期待している。なお、2010年11月に運営会社のエイチ・ツー・オーリテイリング(株)は博多阪急の初年度の売上高を370億円と見込んでいる。
<アミュプラザ博多にも長い列>
博多シティのもう一つの目玉であるアミュプラザ博多にも長い行列ができている。昨日は1時間以上の行列が出来たクリスピークリームドーナツは専用入口が設けられていた。核テナントで九州初出店となる東急ハンズにも朝から大勢の買物客で賑わっている。1階には「人と街、暮らしとモノが繋がるフロア」として、旅行グッズなどが豊富に並べられ、訪れた買い物客は売場担当者の話を熱心に聞き入っていた。
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