13日、(株)パルコ(本店:東京都豊島区南池袋、平野秀一社長)は福岡パルコの売上高が約138億円となったことを発表した。売上高の集計期間は2010年3月19日から11年3月18日までのもので、開店前の売上目標は110億円だったが目標を25.4%上回ったほか、年間動員客数は1,000万人の目標が約1,400万人と40%増加するなど、好調に推移したようだ。同社の11年2月期の連結売上高は2,648億4,000万円、前年対比で1.4%の増収となったが、新規店である福岡パルコの売上高の寄与があったことなどが増収につながったと説明している。
なお、福岡パルコは、10年度の店舗別テナント売上高はパルコ21店舗中7番目の売上高を計上した(トップは名古屋パルコの344億3,100万円)。売上規模としては渋谷パルコ、浦和パルコに匹敵する。
なお、今期の福岡パルコはオープン1周年を迎え、さらなるブラッシュアップ改装を行なうと表明。1、2、4階にオーガニック化粧品や生活雑貨、レディスファッションの新業態を作り、地下一階にスイーツや飲食店を新規導入。九州初出店のテナントを数多く導入するとしている。ブラッシュアップ改装を行なうことで、3月3日にJR博多駅に開業した博多シティに対抗していくものと思われる。
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