15日、みんなの党の公認候補3名が当選した福岡市議会で、同党と同市議会の会派・みらい福岡による統一会派の実現の可能性が極めて低くなっていることがわかった。
関係者によると、みんなの党は、党としての独自性を保った形、具体的には政党名の「みんな」を会派名に加え、議員控え室を別々にすることなどを主張。同党のローカル・アジェンダ(福岡市版の政策課題)に基づき、協力関係をとる考え。
一方、みらい福岡は、統一会派名は「みらい福岡」のまま、同じ議員控え室に入ることを主張した。同会派には、自民党の推薦を受けている議員もおり、「みんな」だけを会派名に加えることはできないという。
10日に投開票が行なわれた福岡市議選で、みんなの党は公認した3名が当選。みらい福岡は、現職6名と新人1名が当選した。両者が選挙後に統一会派を組むことについては、2010年12月6日に福岡市で開かれた記者会見(関連リンク参照)で発表された。同会見には、みんなの党の渡辺喜美代表も参加し、「選挙では競り合うが選挙後は協力する」と語っていた。
▼関連リンク
・選挙後に統一会派、みんなの党がみらい福岡と合意~2011福岡市議選
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