23日夜、東日本大震災の復興支援に向けて、官民一体となって取り組む災害ボランティア「ふくおか元気応援隊」第2期メンバーが、被災地の仙台へ向けて出発した。きょう(24日)夕、現地に到着し、25日から27日まで活動を行ない、28日昼に福岡へ戻ってくる予定。
第2期メンバーの内訳は、市民ボランティア26名、市職員10名の計36名で20代から60代までと年代は幅広い。第1期と第2期分の市民ボランティアは福岡市が4月に一般募集を行なった。第1期は活動を終え、20日に活動報告会を行なっている。
福岡市役所で行なわれた出発式で、大野副市長は「熱き想いを最後の日まで持ち続けてもらいたい」「ボランティア相互に連携してもらいたい」と激励した。
第2期メンバーが乗ったバス出発する際、熱い眼差しで見送る女性がいた。第1期メンバーで南区の主婦、花田淳子さん(50代)だ。花田さんは「第2期メンバーに知り合いがいるわけではないが、自分と同じ志を持って出発する人を激励しようと自然と足が動いてここに来た」という。「第1期メンバーとして9日に福岡を出発したとき、これから何があるかわからなかったが、同じ志のボランティアといっしょに行動できる期待感でいっぱいだった」「全員初対面だったが、志が同じ人ばかりだったので被災地へ向かうバスのなかですぐに打ち解けた」と語った。
花田さんによると、見送りの場に第1期メンバーが5名ほど来ているという。第1期メンバーの熱き想いに見送られ、第2期メンバーは被災地の仙台に向けて出発した。熱き想いをつないで被災地復興支援を継続してもらいたい。
【吉澤 英朗】
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