5日、NPO法人この指とまれ大地(つち)の会(山本香代子代表)は、福岡市早良区の「有料老人ホーム あすなろ」(山口健一施設長)で、「食と文化」をテーマにした交流行事「五月の青空 コミュニティー祭り」を行なった。
食事の後で行なわれた出し物では、和太鼓、POPソング、ハワイアンダンスなど、さまざまな演目が熱演された。
まず、和太鼓の演奏を行なったのは、大野城市で19年間、青少年育成をかねて活動を続け、年間50公演を行なっている「南ん子太鼓」。気迫あふれる「進軍」「回帰」「熱狂」の3曲を披露した。
続いて、福岡県出身のシンガーソングライター・冨永裕輔氏が、自ら手がけた曲をピアノの弾き語りで熱唱。そのなかで唱歌「故郷」を演奏し、会場全体が一緒になって歌った。冨永氏はデビュー4年目、「年代は違っていても歌を通じてわかりあえることを再確認した」と、感想を述べた。2011年6月18日には、ニューアルバムを発売する。
最後は、ハワイアン マリナーエンジェルスが、初夏の雰囲気にピッタリのハワイアンダンスを歌とともに披露。「憧れのハワイ航路」など、なつかしい歌に思わず口ずさむ観客も。
同法人の山本代表は、老人ホームにおいては初となる今回の交流行事について「小さいことからでも始めて輪を広げていきたい。まずは、ひとつのタネをまいた。次の活動につなげていきます」と語った。今後も季節ごとに交流行事をやっていく方針だ。
交流行事に参加した高齢者の方は、「美味しい料理と、なつかしい歌や太鼓、踊りに楽しい時間がすごせました。次も楽しみにしています」と、喜びを語った。
【山下 康太】
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