3月11日に発生した東日本大震災の被災地では、いまだ支援の手が不足しているという話を聞く。NET-IBニュースでは、東日本大震災の被災地復興支援ボランティアを兼ねて、今後、記者を交代で派遣していく方針を固めた。
20日、福岡を出発した第一陣は、宮城県仙台市に入り、仙台港へと向かった。同港へと続く道路は、津波による被害にあい、震災直後は道路が封鎖されていたものの、現在では片付けられ、車両が走れる状態にまで復興していた。
しかし、今でも道路脇には大量の瓦礫や鉄くずとなった車が散乱。鼻をつく臭いのなかで瓦礫や車両の撤去など、復興作業を行なっている作業員の姿が多く見られた。
復興作業において、「臭い」が大きな障害になっている。津波の海水が土壌に染みこみ、時が経つにつれ悪臭を放っているのだ。また、瓦礫の除去作業などの復興支援活動を行なったボランティアからは「服にしみつくととれない」という声が聞かれた。
【取材:中山 俊輔】
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