記事「被災体験 涙の訴え、求められる心のケア~被災地リポート(7)」に対し、臨床心理士の松田さと子様からいただいたご意見メールを紹介いたします。
とても良い記事をありがとうございます。
被災地に住む方々への心のケアは必要と、メディアでは取り上げられているものの、いきわたっていないのが現状です。たとえば、被災地の小中学校には、文部科学省の依頼によりスクールカウンセラーが派遣されています。けれど、大人には、まだまだ心のケアはなされていません。
専門家による話を聞くボランティアは、今後、とても必要になってくるでしょう。
専門家のみならず、大学で心理学などを学んでいる大学生などの若者たちに、"聞くボランティア"を行なって頂きたいな、と思います。それらの活動は、将来、心に携ることになる若者にとって、とても有意義な活動になると思います。
私は、臨床心理士ですが、石巻や南三陸町で、アロマテラピー、メイクセラピーなどの活動を通し、心のケアを行ないました。(専門家のグループで行ないましたが、先週は、130名の方の心のケアをいたしました)それは、被災地で「心のケア」を全面に出しすぎると、利用するのに躊躇(ちゅうちょ)してしまう方が多いのではないかと考えたためです。
このような、専門領域を超えたボランティアが、被災地に入って下さり、ひとりでも多くの方々を元気づけるお手伝いをして頂けたらと願ってやみません。
私の被災地での活動については→
http://ameblo.jp/psychologist-satoko/entry-10901601374.html
貴重なご意見ありがとうございました。
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