福岡県生コンクリート工業組合(博多区)による、福岡県下各地区の生コンクリート出荷量5月度の結果は、以下の通り。
福岡:73,698m3(前年比87.2%)
北九州:57,599m3(同 106.3%)
筑後:34,099m3(同 96.9%)
京築:12,759m3(同 121.8%)
両筑:10,451m3(同 93.8%)
飯塚:9,433m3(同 74.9%)
田川:8,832m3(同 67.1%)
5月度計:206,871m3(同 93.5%)
京築地区は、東九州道関連による需要での影響。その他地区は、特筆する内容の物件はない。県内関係者は、「今後そうそう大きい物件は期待できない。老朽化したマンション・ビルなどの建築物の建替え工事への促進による、需要を期待できるくらい」と今後の展望について語った。
なお、単月でみると京築地区の1工場当たりの平均出荷量は、3,000~4,000m3のゾーンで採算ラインには到達しているようだ。一方で、福岡地区は1工場当たり平均1,889m3の出荷量で、2,000m3にも満たない状況が今もって続いている。早急な対処が望まれる。
【河原 清明】
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