三和リース(株)
不良債権が追い打ち

深川製磁(株)
財務面の弱体化が深刻

■機械器具設置工事（北九州）／(株)マルミツ製作所
受注不振　破産手続開始決定　負債総額 約9,400万円

代　表 ： 安本 光雄
所在地 ： 北九州市八幡西区洞北町3-14
設　立 ： 1994年４月
資本金 ： 300万円
年　商 ： （10/3）約9,700万円

　６月１日に福岡地裁小倉支部に破産手続開始を申請していた同社は、同7日に破産手続開始決定を受けた。申請代理人は東敦子弁護士（黒崎合同法律事務所、北九州市八幡西区黒崎3-1-7、電話：093-642-2868）。破産管財人は高橋宏彰弁護士（高橋宏彰法律事務所、北九州市小倉北区原町2-1-6、電話：093-591-9981）。負債総額は約9,400万円が見込まれる。

■土木工事ほか（都道府県名）／山内工業(株)
受注不振　破産手続申請準備中　負債総額 約１億1,000万円

代　表 ： 山内 貴司
所在地 ： 熊本県菊池郡菊陽町原水885-2
設　立 ： 1978年７月
資本金 ： 4,100万円
年　商 ： （10/7）３億1,578万円

　６月13日、同社は破産手続申請の準備に入った。担当は本田悟士弁護士(都留山村法律事務所、熊本市紺屋今町2-1、電話：096-312-8511)ほか１名。負債総額は2010年７月末時点で約１億1,000万円が見込まれる。

■不動産管理（山口）／(株)二の宮
採算割れ　破産手続開始決定　負債総額 約９億円

代　表 ： 野村 春夫
所在地 ： 山口市阿知須4823-5
設　立 ： 1986年２月
資本金 ： 2,000万円
年　商 ： （10/3）約１億900万円

　６月２日、同社は、山口地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人は猪俣俊雄弁護士（猪俣俊雄法律事務所、山口市黄金町5-9、電話：083-923-3900）。負債総額は約９億円が見込まれる。

■債権回収（東京）／ターンアラウンド債権回収(株)
連鎖　破産手続開始申請　負債総額 約26億4,200万円

代　表 ： 松崎 布見子
所在地 ： 東京都千代田区九段南4-2-11
設　立 ： 2001年２月
資本金 ： ５億800万円
年　商 ： （10/9）約３億円

　６月13日、同社は東京地裁に対し破産手続の開始を申請した。申請代理人は大木丈史弁護士（東京ウィル法律事務所、東京都千代田区永田町1-11-30、電話：03-5511-7033）。負債総額は約26億4,200万円が見込まれる。

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■渦中の人に聞く
ぶつかる「博多」への想い

　伝統工芸品「博多織」の商標をめぐり、２つの組織が裁判で対立している。１つは織元などを中心に構成される博多織工業組合。もう１つは無料着付け教室で成功を収め、「博多帯」を立ち上げたJASDAQ上場企業の日本和装ホールディングス(株)だ。どちらも福岡の地で育まれ、「博多」への熱き想いを抱いているがゆえに衝突してしまった。今回、渦中の博多織工業組合・寺嶋貞夫理事長と日本和装・吉田重久社長の両者に、それぞれの胸中を語ってもらった。

○「博多織」の伝統を守るため裁判を起こした
　 博多織工業組合　理事長／寺嶋織物(株)　代表取締役　寺嶋 貞夫 氏
○地域ブランドを残すため「博多帯」を立ち上げた
　 日本和装ホールディングス(株)　代表取締役社長　吉田 重久 氏

■ライバル比較論
業界２強、九州で激突　中堅中小があおり
(株)ナフコ　VS　(株)コメリ

　ホームセンター２位の(株)コメリが九州で出店攻勢をかけている。今年に入り大型店「コメリパワー」を立て続けに３店出店、下期から中型店の展開も始める。迎え撃つ(株)ナフコは出店と増床・改装で対抗、シェア死守に躍起だ。"２強"の激突のあおりをもろに受けそうなのが、地場の中堅・中小チェーン。新たな再編に発展する可能性がある。

○コメリ、大型店相次ぎ開設
○競争相手に徹底抗戦
○九州で38.5％シェア
○農村から都市を包囲する
○まず小型店を大量出店
○収益性は業界の双璧
○財務内容はナフコに軍配
○低販売効率に課題
○業界再編に発展も

■特別講演録
これからの日本・九州の生き残り策　アジアのつながりを武器に
立石揚志氏・退任記念セミナー

　６月16日、(株)データ・マックス主催による、元西南学院大学商学部教授の立石揚志氏の退任記念セミナーが福岡市博多区のIPホテルで開かれた。本誌「マックス経営講座」でもおなじみの立石氏は、商社マン、そして大学教授として、中国を中心としたアジアを股にかけてこれまでの半生を過ごされてきた。今回のセミナーではその半生を振り返り、今後の日本と中国、アジアの展望などをわかりやすく解説。アジアビジネスに関わる経営者など約50人が耳を傾けた。以下、講演内容を抜粋して紹介する。

○対アメリカから対中国へ 現実注視が必要な時期
○突然のTPP登場とアメリカの真意
○世界が見守る中国の今そして今後は

■企業アーカイブ
パソコン教室「アビバ」　M＆Aをめぐる騒動劇

　前代未聞の珍事が発生した。パソコン教室のM＆A（合併・買収）をめぐり、一方は「買った」といい、親会社は「売っていない」という。東証上場企業の間で繰り広げられた、株式譲渡のドロドロ劇だ。一体、何がどうなっているのか。

○「買った」「売っていない」
○リクルート出身の起業家
○１万円で売却されたアビバ
○日本振興銀行破綻の余波
○親会社が子会社から借金

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