どうも中洲に水着のガールズバーがあるらしい――。
ある筋から、この情報をキャッチし、居ても立ってもいられなくなった小生は、4連続登板という鉄腕ならぬ"鉄肝"ぶりを発揮し、夜の中洲へ突撃した。
案内所、キャッチ、偶然出くわした飲み仲間、さまざまな情報源をもとにウワサの店を探し、さまようこと約1時間。ようやく場所をつきとめたのだが、店のドアを開けるとそこは・・・。
水着の女の子どころか客もいない!
カウンターのなかにひとり佇んでいたボーイさんが、キョトンとした表情で、言葉を失っていた小生を見ていた。「あ、いらっしゃいませ。すぐに女の子を呼びます」。
「呼ぶ」とは一体どういうことか。「まさか、水着のままで外に立っているのか」と、聞くと、「水着は、2カ月前に警察から指導が入り、やめました」とのこと。ガッカリである。
というわけで、幻の水着バーは、ついにその実態を知ることができなかった。しかし同時に、ある疑問がわき起こる。水着がダメなら"アレ"も危ないのではないか――。
アレとは、バニーガールの衣装である。最近、何かと話題のガールズバーで採用しているところは少なくはない。かなり食い込みが激しい状況も散見されており、露出において水着と同レベルといっても過言ではないだろう。
たしかに「水着バー」という言葉は、過激なふうに聞こえもする。しかし、当局が露出の点から、本格的な規制に乗り出すのならば、バニーガールが禁止されてもおかしくはない。そういえば、「ウサギの耳をつけて歩いていたのを見かけなくなった」という声が中洲っ子からあがっている。もっとも店によっては、コートで身を包んだバニーガールが、店の前に立っていることもある。中身は見えなくても長い耳が目立つのである。
あるバニーガールの話、「求人誌で、お給料がいいビラ配りのバイトを見つけて面接を受けたら、こうなっちゃいました(笑)」。気づいたらウサギになっていたというわけだ。あまりの盛況ぶりに、ウサギの数が足りず、半ば強引に増やしているのかもしれない。
そのように中洲で増殖中のウサギたちだが、取締りの対象になる可能性は低くはない。"ウサギ狩り"のXデーがもうすぐやってくるかもしれない?!
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