<引き継ぎ会社への不満と新管理会社発足>
シックスが販売したピュアドームのオーナーのひとりI氏は、各オーナーに設立趣意書を送付し管理組合設立を促す一方でブログを開設している。そこで、活動内容の報告や今後の計画を発信するようになった。
当初、I氏は同ブログ上で管理を引き継いだ会社に同情をよせている。「CS社(コミュニティサービス)もつらいと思います。正常に収納できていないのに管理義務を負っている訳ですから」(09年3月29日)。ところが次第に業務への不満を募らせる内容に変化していった。「頼んだことは誠実にやってくれます。ホントに真面目にやってくれますが、その後というか当然準備すべきことになかなか気づいてくれないというジレンマを感じ、少々イラつくことは事実です」(09年6月23日)。そしてその3日後の6月25日には「CS社のこの立替金の問題の公表の仕方に対してだけは、もの凄く不満があります。」とストレートに告げている。
年があけた10年2月には、「この1年この会社の実力を計って来ましたが、あんまり期待できないことは良くわかりました。私が期待していたのは、現状に対する追認や『こんなもんです』という回答ではなく、『この様にすると、節約になります』とか『将来に向け必要と思います』といった様な、私ども素人オーナーに対する『プロとしての好意ある提言・アドバイス』をしてくれると思っていたのですが・・・」として決別宣言をしている。
結果として10年6月30日、(株)PDオーナーズコミュニティという会社が設立された。
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