27日夜、東日本大震災の復興支援に向けて、官民一体となって取り組む災害ボランティア「ふくおか元気応援隊」第5期メンバーが、被災地の仙台へ向けて出発した。きょう(28日)夕、現地に到着し、29日から7月1日まで活動を行ない、2日昼に福岡へ戻ってくる予定。
第5期メンバーの内訳は、市民ボランティア24名、市職員11名で10代から60代の男女計35名。市民ボランティアは福岡市が5月に一般募集を行なった。
福岡市役所で行なわれた出発式で「がんばろう日本」福岡・九州推進協議会事務局の庄嶋健(39)氏は「梅雨時期で気温も高くなるので熱中症に気をつけて、元気な姿で帰ってきてください」と隊員を激励した。
第5期メンバーを乗せたバスの見送りのなかに第1期メンバーで南区の主婦・花田淳子(50代)さんがいた。花田さんは、「今回は知人が参加しているので見送りに来ました」と熱い眼差しで出発を見送った。花田さんは第2期メンバーの出発の際、「知人が参加しているわけではないのですが、自分と同じ志をもって出発する人を激励しようと自然と足が動きました」として見送りに来ていた。熱き想いをつないで被災地復興支援を継続してもらいたい。
チーム名「ふくおか元気応援隊」は、被災地の復興支援とともに福岡から「元気」を届けたいという意味を込めて命名された。現在、第6期と第7期については30日まで福岡市HPや同協議会HPで募集中。第8期以降については7月中旬頃に両HPで募集を行なうとしている。
【吉澤 英朗】
*記事へのご意見はこちら