この経済状況下にあり、名の知れたゴルフ場といえども、集客には四苦八苦している。スタッフ全員が営業マン!と意識付けをし、一人でも多くのプレー客の動員を心がけているゴルフ場も多い。これまでの看板にあぐらを掻いていて集客できる時代ではない。
ある同業者は「外回りをしているから他社さんの営業の動きも分かるが、福岡センチュリーさんにはあまり営業努力が見えなかった。打ちっぱなし場にビラを貼るなど色んな販促の方法があるが、そういうのもあまり見たことがない」と話す。また、「価格競争の時代だが、その辺の対応も弱かったのではないか」とも聞かれた。
たしかにプロトーナメントが開催されるゴルフ場として「名門」の看板は手にしていた。しかし、その看板だけでクラブ経営、企業経営ができる時代はとうに過ぎ去っている。時代の変化にともなうニーズへの対応、そして営業努力の不足が今回の倒産を引き起こしたとも言える。
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