オゾンを活用した水処理装置を手掛けるサワテック(株)(本社:福岡市、澤田善行代表)は、水中の汚濁物資の浄化速度を3倍に高めることで消費電力を抑え、エネルギーコストの圧縮が可能な装置を開発した。
水に高濃度のオゾンや酸素などの気体を接触させることで、ほぼ100%が浄化できる。気泡が出ないために処理能力が高い浄化装置「NACシステム」の特許を取得しており、今回はさらに、タンクの構造を改良して、より低圧でも水に溶け込むように設計を見直したことで効率は3倍となった。
同社の浄化装置は、重金属の浄化や高濃度汚泥の分解などさまざまな分野に活用されている。そのため国内はもとより、環境保全に熱心で市場拡大が見込めるアジアの国からも熱い視線が注がれているほど。
同社は、この装置投入での販路拡大を狙い、投入初年度の売上高は3億円を見込む。
【道山】
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