<国を背負えば能力を発揮していたのだが!!>
松本龍代議士に対しても上っ面だけの批判をする。マスコミの常套手段だ。筆者は1月に環境大臣として大任をこなした評価をレポートした。「福岡1区の利害を代表する活動は不得意であった。しかし、国を代表する活躍の場では光り輝いた。打てば響く今時、珍しい政治家である」と論じた。環境大臣のときには防災担当を兼務していた。だから3月11日の東日本大震災の発生が起きた時から被災地域の視察してまわっていたのである。復興担当大臣になって現地に飛んだのではないのだ。この点を欠落してはいけない。
被災地域では「こんなになったのは国の責任だ。子どもを返してくれ」と数十回となく迫られていた。松本代議士の胸の内はキューツと絞りあげられるものがあった。修羅場を潜り抜けてきた経験が少ない代議士は心身状態を損なっていた。その状況で復興大臣を断れずに引き受けてしまった。サングラスをかけた松本代議士の写真が新聞に載ったのを見て「あー、これは異常な精神状態だ」と筆者は判断した。その段階で心身病に陥っていたのである。
周囲の話から総合すると「あの宮城県・村井知事に暴言を吐いた」とか岩手県・達増知事に無礼を働いたことは事実であるがそれはそれとしてだ。「自分が横暴なことを言っているのはわかるのだが、自制ができなかった。これはおかしい」と本人は認識していたのにも関らず、己を抑制できなかった。もうこの時点で健全水域から脱線していたのである。精神力が脆いと言えばそれまであるが、誰でも被災者と真剣に向き合えば同様の精神状態になるのであろう。ならないのは『詐欺師集団・九電』のみだ。まともな人間の感性がない集団だから。
<病気の菅首相も虚ろ、もう任されない>
松本代議士は閣議のなかで菅首相と激烈な議論を論じてきた。身近に仕事をしていて「この人は私と同じ心の病を持っている。病人だ。国家の司令塔として適切な判断はできない」と読んだ。だから閣議のなかで強固に退任を迫った。松本代議士自身は元来、他人に厳しく叱責をする性格ではない。よほどの危機意識を抱いたのである。テレビに映る菅首相の虚ろな目は健常者ではない。
またこのシリーズで「6、7日の『詐欺師集団・九電』の自爆テロにつけ込んで『原発:自然再生エネルギー』で解散する絶好の機会」と喚起した。だがいつもの通り尻つぼみになってしまった。「心の病と政治センスゼロ」の首相では非常時の国家運営を任せるにはいかない。国民一人ひとりが「こんな司令官を当てにしたら大事のなる」と首相退任、衆議院解散を声高らかにあげる時期ではなかろうか。
まーしかし、平静の時期でさえあの元安倍晋三首相(自民党)が心身症に屈した。そして東日本大震災という日本存亡の危機の過程で松本代議士、菅首相と平静な精神状態を失った。日本のトップリーダーたちはいかにプレシャーに弱いかを証明した。これは日本民族の脆さを体現しているともいえる。「わがこそが日本の電力エネルギーを守っているのだ」と使命感に燃えている『詐欺師集団・九電』の不屈の精神構造を日本国民は持ち合わせたいものだ。
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