24日、玄海原子力発電所の再稼動で揺れる佐賀県玄海町で、「玄海町花火大会」(主催:玄海町地域振興会)が催された。驚かされるのはその規模で、打ち上げられた花火は5,555発。同町の人口が6,700人余りにもかかわらず、福岡市で行われる「西日本大濠花火大会」(西日本新聞社主催、昨年の人出は約45万人)の6,000発に匹敵する。加えて、アーティスト3組の招聘(FM局とのタイアップ)や「玄海うまかもん市」の開催、JR唐津駅から無料送迎バスも運行されるなど盛りだくさんの企画が詰め込まれ、周辺自治体の花火大会などは霞んで見えると言わざるを得ない。
気になるのは、パンフレットの協力企業欄。「九州電力」のクレジットが入っており、電力マネーが地元経済に多大な影響を及ぼしている様子がうかがえる。
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