ニワトリだって狭いのは嫌だし、悪臭はつらいし、自由に歩き回ってとまり木で眠りたい。そんなニワトリのための最高の住環境「完全無公害鶏舎」で採卵される「つまんでご卵(らん)」を使ったロールケーキが、多くのファンのご要望に応えて、ついにインターネットを使った通信販売を開始した。1個50円という高級卵でありながら、いまや生産量の8割がリピーターによる購入という「つまんでご卵」。かくいう筆者もこれを目当てに何度も糸島市志摩桜井の直売所に足を運んできた。
そのなかで、卵以上に人気なのが、直売所の向かいにあるつまんでご卵ケーキ工房の「つまんでご卵ロールケーキ」である。これは、過去に食べたことのあるロールケーキのなかでも、抜群に美味しいと思える一品。素材は、本来の製法で作られたものにこだわり、糸島産の「石臼挽き小麦粉」や鹿児島県喜界島産の「旨み砂糖」、北海道の「生クリーム」など、すべてが最高品質のものばかり。東京から遊びに来た友人が、機内持ち込みで両手に抱えて持って帰るほどの絶品ロールケーキだ。
これまで「つまんでご卵ロールケーキ」は生クリームを使っていたために、通信販売はできず、ケーキ工房だけでの販売を行なってきた。ところが今回、新たにショックフリーザーという冷凍技術の導入で、自慢の食感と風味を一切落さずに配送できるようになった。冷凍便で届けられるこのロールケーキは、冷蔵庫での解凍が必要になる。だが、半解凍(4時間程度)の状態で食べると生クリームはアイスクリーム状態で、これがまた夏場に嬉しい旨さである。夏本番を迎えるなかで、訪問先や子供たちへのお土産に「つまんでご卵ロールケーキ」を一度試してみてはいかがだろうか。
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