NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

発信!北九州

検証・新日鉄と住金の合併 北九州経済に与える影響は?(5)新日鉄八幡製鐵所
発信!北九州
2011年7月13日 07:00

<1.新日鉄八幡製鐵所の沿革>

上空から見た新日鉄八幡製鐵所 新日鉄八幡製鐵所は、1901年(明治34年)に操業を開始した官営製鉄所(八幡)を前身とする、日本国内で2番目の銑鋼一貫製鉄所である。ちなみに日本における最初の近代高炉は、大橋(釜石市)の「大橋高炉」である。南部藩士「大島高任」が南部盛岡藩の依頼を受けて設計・操業に携わり、安政4年(1857年)12月1日初出銑に成功する。これが日本の近代製鉄の始まりであり、この日はのちに「鉄の記念日」に制定された。

 1934年(昭和9年)には官営製鉄所が中心となって民間業者と合同して日本製鐵(日鉄)が発足。戦前は日本の鉄鋼生産量の過半を製造する国内随一の製鉄所であった。戦後の50年(昭和25年)に日鉄は解体され八幡製鐵所は八幡製鐵に属していたが、70年(昭和45年)の八幡製鐵・富士製鐵合併による新日本製鐵(新日鉄)の誕生に伴い、新日鉄の製鉄所となり、現在に至っている。

 八幡製鐵所は、官営時代から日鉄時代にかけて鋼板類や条鋼類、兵器用の特殊鋼など多品種の鋼材を製造していたが、八幡製鐵・新日鉄時代に他の製鉄所が強化されていくに
つれて生産品種も減少し、現在では薄板・表面処理鋼板・電磁鋼板・鋼管の製造拠点となっている。

■新日鉄八幡製鉄所の概要
・年間粗鋼生産量:388.4万トン:新日鉄単体の粗鋼生産量3,247万トンの約12% (11/3月期)
・従業員数:3,114人(11年4月1日現在)
・敷地面積:14,969千m2(11年3月末)
・粗鋼生産量順位:4位(1.君津 2.大分 3.名古屋 4.八幡 5.室蘭 6.広畑)

(つづく)

【北山 譲】

≪ (4) | (6) ≫

*記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


発信!北九州一覧
発信!北九州
2011年8月 8日 16:14
発信!北九州
2011年8月 5日 13:30
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル