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ハマタケがほえる

玄海原発 今、議論すべき課題(4)~九電は福岡県議会で説明を!
ハマタケがほえる
2011年7月25日 07:00

<県議会の調査が福岡県民に安心を与える>

 今回の震災で顕在化した玄海原発問題は最早、佐賀県だけの問題ではなくなった。福岡県民の多くが、いずれMOX機の凄さ(経済性と危険性)と、前倒し検査の事実を知る日が来るだろう。

 先にも述べたがこの3号機はゴミ(使用済み燃料棒)も利用できる最新炉だ。

 麻生前知事、小川知事と「水素戦略」を福岡の基幹産業に掲げ、莫大な県民税を投資している。燃料電池車が普及すれば、家庭用の電気は燃料電池車から供給できる(車が発電所の役割を果たす。それほど燃料電池は凄い。商社、ハウスメーカーだけでなく東電、関電すらも危機感を持って開発している)。そうなると、原発は必要ない。

 しかし、水素戦略=燃料電池の実用化は遠い(燃料電池公用車の月額リース料は80万円!であることが予算特別委員会で明らかになった)。また「新幹線は自分のものだ」と平然と言い張る隣国は、自国民からの支持を取り付けるために多くの石油を必要としている事実も忘れてはならない(もし、この隣国が日本の自動車保有率と同水準に達すると、地球上で走る車は今の2倍になるという!)。

玄海原子力発電所 当分の間、玄海原発3号機たちとつき合い続けるなら、われわれの疑念を払拭し(九電にはわれわれの支払う電気料金で博士号などなど、優秀な肩書きを持つ学者を多く雇っており、大学院が創立できるほどの数を誇る。われわれに簡明な説明が出来ない訳ではないはずだ)、資源ナショナリズムなど様々なリスクを列挙して天秤にかけ、やはり九電の判断が「至極当然」と納得させる努力をすべきだ。

 そして失墜した信用回復は、人身の刷新と新しい人材による自らにとって不利な材料を含めた積極的情報開示であり、誠意あれば、必ずや住民の心を射止める事ができるであろう。「出口が見えないトンネルは不安。あと何メートルと書いてあると少し安心」。公共性の高い、九電に説明の場を与え、公正な議論は演出するのは政治の役割と考える。

 その説明の場のひとつとして相応しいのが県議会ではないだろうか。

(つづく)

【浜武 しんいち】

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<プロフィール>
浜武 しんいち浜武 しんいち (はまたけ しんいち)
 1965年10月23日、東京都大田区生まれ。74年、筑紫野市へ転居。84年、東福岡高校卒し、フリーデザイナーとなる。95年、久留米大学法学部を卒業後、政治家を志す。97年、筑紫野市議 落選(次点・626票)。99年、新党さきがけ福岡県支部筑紫野連絡所所長就任。2001年、筑紫野市議 初当選(1,200票)。03年、民主党福岡5区総支部常任幹事および同組織委員長に就任。05年、筑紫野市議 2選(1,581票)。07年2月、民主党福岡県連より除籍。同年4月、衆院福岡2区補選 落選(2,857票)。09年、筑紫野市議 3選(1,328票)。11年1月、筑紫野市長選挙に出馬、3,765票で落選する。
 なお、政治活動のほか、理数専門塾(株式会社 FCS数学教室)の主宰、番組制作会社の主幹も務めている。

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