東日本大震災からの復興を目的として「東日本大震災復興宝くじ」が9日まで全国で発売されている。同宝くじの発売元は、被災地域である青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、長野県の9県と仙台市、千葉市の2政令指定都市。収益金は全額、発売元での震災対策事業財源にあてられる。福岡市中央区の天神地下街チャンスセンターによると、「被災地のためになるのなら」など被災地の復興を願う言葉とともに購入する人が多く、売れ行きは好調という。
地域の災害復興を支援する目的で発売される「復興宝くじ」としては、1995年に阪神・淡路大震災、2005年に新潟県中越大震災の復興のため発売されている。3例目となる「東日本大震災復興宝くじ」は、被害の規模が上記より広範囲であるため、同種の宝くじとしては過去最高の発売額300億円(15ユニット、1億5,000万枚)で、これに対応する収益金は約142億円となる。
同宝くじの当せん金額は、1等が3,000万円、1等の前後賞が各1,000万円で、1等・前後賞合わせて5,000万円。当せん本数は、1等が30本(15ユニットの場合、以下同じ)、1等の前後賞が60本、2等は1,000万円が150本、3等は100万円が1,500本など。1枚の価格は200円で、抽せんは11日に宮城県仙台市で行なわれる。
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