3月11日に発生した東日本大震災は、各業界に様々な影響を及ぼしたが、明太子業界も例外ではない。宮城を中心とした東北地域も明太子産業が盛んな地域だからである。
これは、明太子業界だけに限った話ではないが、震災後の消費マインド低下による売上不振や業績低下が発生した。震災直後は販路の確保もままならない事態となり、3月決算期で予想外の減収を余儀なくされた企業もある。
販路だけならまだしも、東北の工場が被災してしまった企業もある。また、明太子の命とも言える調味液業者の多くが、東北地区の被災企業を用いていたことが判明し、かつての味が再現できない深刻な事態に陥っているところもある。
一方、東北地区の工場が被災したことで、運良く被災を免れた稼動可能の工場をもつ企業は外注が増加する震災特需が起きており、必ずしもマイナスの影響ばかりではない。
これまで、業界環境や明太子業者の取り組みなど様々な角度から紹介してきたが、市場環境が厳しいものとなっていることは事実である。業界の厳しさに対応できない企業は淘汰の危険にさらされているが、前向きに取り組んだ企業にはシェア拡大のチャンスが広がっている。
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