警察庁が4日に発表した資料によると、2011年上半期における、暴走族のい集(集会など)・走行回数、参加人員、参加車両、110番通報件数は、前年同期を下回っていた。
11年上半期の暴走族参加人員は、1万3,176人、10年上半期の1万7,803人よりも26.0%減少した。8万人を超えていた02年からすると、80%以上が減少していることになる。なお、逮捕者数は1,246人(前年同期比3.2%減)であった。
過去10年間の推移では、上記4項目はいずれも減少を続けている。また、共同危険行為などの禁止違反事件では、1事件あたりの平均検挙人数も減少。ピークの1991年では、1事件あたり30.5人であったのに対し、11年上半期は6.5人。全体的に規模が縮小していることがわかる。
警察庁は、「依然として暴走族は平穏な生活に多大な迷惑と危険をおよぼす存在であることから、引き続き、共同危険行為などの禁止違反を始めあらゆる法令を適用した取締りを推進」していくとしている。
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