生活共同組合連合会グリーンコープ連合（福岡市博多区）は1日、販売していたおせちなど3商品で、製造していたメーカーが同生協の仕様書とは違う原料を使用し販売していたと発表した。

　同生協によると、2011年4月に同生協の認証システムに基づいた監査を実施したことで、原料が商品仕様書に記載されているものと違うことが発覚した。一部を紹介すると、国産牛肉の表記で、オーストラリア産の牛肉を使用していたり、国産のしょうが、里芋、しいたけ、れんこんの表記で中国産の野菜を使用していた。同生協はメーカーについては明らかにしていないが、このメーカーとの取引を休止している。
対象の3商品を共同購入分で1億2,100万円を返金する。メーカーにも負担を求める考えだ。共同購入した人には、8月の請求書で返金する。

　対象の商品は以下のとおり。
・やきいもなめらかプリン（2003年から10年まで販売）
・生おせち（2008年から10年まで販売）
・パックおせち（1995年から2010年まで販売）

　再発防止について同生協は、「現在行なっている監査をもっと厳重にすること、同生協の仕様書通りに作ってもらえるよう、取引先との信頼関係を密にすること」などをあげている。　具体的な検査の強化案などについては「直ちに検討する」としている。

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