北九州市と経済協力開発機構(OECD)は、7月28日、都市のグリーン成長モデル(環境と経済が両立した都市発展モデル)となる都市として北九州市を選定し、その政策などについて分析・評価を行なうことで合意した。
これは、OECDが2010年から取り組む「グリーンシティプログラム」の一環。グリーン成長に関する世界のモデル都市の政策や成果を検証し、報告書としてまとめ、全OECD加盟国に情報発信することにより、世界のグリーン成長を促進することを目的としている。従来、北九州市は、公害問題の克服やリサイクル技術の集積を進めてきており、これらの取り組みが評価されたかたちとなった。
なお、他の選定都市としてはパリやシカゴ(10年度)、ストックホルム(11年度)があり、アジア圏では北九州市が初のグリーン成長モデル都市となる。また、同市および地元経済界は、環境技術の輸出にも力を入れている。今回の選定が、今後これらの取り組みの弾みとなることが期待される。
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