明治大学は、東日本大震災の復興支援の一環として、学生のボランティア活動にともなう交通費および宿泊費の一部を大学が助成することを決定。ボランティア意欲のある学生の経済的負担を少しでも軽減し、活動が継続的に行なわれるよう、大学として後押しする。
対象となるのは、震災ボランティア活動に対して単位を付与する学部間共通総合講座『東日本大震災に伴うボランティア実習』を受講する学生と、一般の震災ボランティアに従事した学生。助成募集期間は、2012年2月末まで。
現在、被災地復興に向けて、全国の各種団体がボランティアを派遣しているが、大学側が一部費用を負担するのは珍しい。明治大学によれば、現地までの往復交通費および宿泊費の半額を支給し、複数回の申請も可。ただし一人あたり上限2万円までという条件となっている。ボランティア精神旺盛な学生を経済的に支援する大学の試み。この取り組みで被災地復興が少しでも早く進むことを願いたい。
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