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竹原信一氏・特別寄稿

前阿久根市長・竹原信一が語る「ひどすぎる国家のしくみ~その2」(前)
竹原信一氏・特別寄稿
2011年8月 4日 07:00

<大蛇の殺意>
竹原信一氏 いったい誰が、どういうつもりでこんな社会にしたのか。まったくひどい国です。日本では、教育と報道、そして閉鎖的な利害関係が重なり合い、蛇のウロコのように国民の目から全体を覆い隠しています。大蛇の内側へ入るには口か肛門、鼻、耳などの穴しかありません。喰われてしまうか、国家から激しい抵抗を受ける道しかない。

 命がけで取り組んでも殺されてしまうかもしれない。裏金作りに加担するなど、正義感や良心といったものに心の傷を受けながら、どうにか内側へ入ったとして、内側から告発すれば仙波敏郎氏のように徹底的に左遷されたり、三井環氏や大河原宗平氏のようにでっちあげで逮捕されることになります。命がけです。国会の爆弾男と呼ばれた民主党衆議院議員の石井紘基氏は暗殺されました。犯人は刑務所から、殺した動機について、「判決理由の私怨ではない」と語っています。私は他にも、この国から内側の秘密を守るためだけに膨大な数の人々が抹殺されてきたと考えています。
 「汚れた国家の秘密を守るためには、その相手が誰であれ、殺す事を辞さない」これが大蛇国家・日本の偽らざる本心なのです。

<無法国家の法>
 この国の法は、ほとんどが大衆を縛るための道具として利用されており、公の秩序を維持するために使われていないと感じています。たとえばスピード違反の取り締まり、ほとんどの車が日常的に制限速度を超えて走っています。警察がいつでも検挙できるレベルに制限速度を設定しているのです。ねらいをつければいつでも誰でも合法的に拘束できるようになっています。
 事業活動にしても、非常に細かく作られた決まりによって役所が恣意的に立ち入り、妨害、監視、管理出来るようになっています。国は保健所の立ち入り、国税庁査察など、事業の妨害をする手段はいくらでも持っています。国民を監視下に置き、徹底的に利用するのが国家の意思です。役人が恣意的に使う法律は国民に対する国家の凶器です。

<監視下の国民>
 私たちは、日常的に警察から監視されています。携帯電話は、警察がいつでも誰のでも盗聴できます。メールは過去にさかのぼって中身のすべてを見ることができます。警察によるメールの盗み取りは相撲の八百長の件でも明らかになりました。
また、携帯電話の所有者が今どこに居るかもお見通しです。殺人で逃走していた市橋容疑者が長い間捕まらなかったのは携帯電話を持っていなかったためです。それから、全国の道路に設置され、増え続けているNシステム。これは通過した車のナンバーと顔写真を自動で記録します。いつ、だれが、どこを通ったかを記録し続けています。皆さんに代わって行動記録、日記をつけてくれているようなものです。
 日本の警察には隠密行動をする公安警察官がいます。彼らは名簿も給与明細なども明らかにされることのない警官であり、国家側に立って無法、非道な工作も行ないます。警察の非道な行動を止める手段はどこにもありません。

(つづく)

【竹原 信一】

 (後) ≫

<プロフィール>
竹原 信一 (たけはら しんいち)
竹原信一氏前阿久根市長・1959年、鹿児島県生まれ。元航空自衛官(88年退官)。阿久根市議を経て08年、阿久根市長選で初当選。ブログでの情報発信や市職員の給与明細全面公開など数々の"掟破り"の手法で市政改革に取り組んだ。11年、市長リコールにともなう出直し選挙において864票差で敗れ失職。同年、鹿児島県議選に出馬するも落選。


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