高級志向スーパー「ボンラパス」の薬院店が8月20日をもって閉店することが分かった。ボンラパスは1988年10月に1号店を南区高宮にオープン。当初の運営は地場デベロッパーの福岡地所グループが手掛けていた。
福岡では珍しかった高級路線の展開を選択し、足元を固めながら薬院、百道、西新と富裕層の多い地区への手堅い出店で固定客を獲得していった。06年7月に福岡地所の不動産業特化にともない(株)ハローデイに株式を譲渡。現在は同社のグループ企業として運営されている。
2店舗目となる薬院店は92年4月に出店。都心部の好立地も相まって地域で高い支持を受け続け、採算面も好調に推移していたとされる。
今回の撤退は契約満了によるもの。同社は、「継続したかったが、再開発が計画されておりかなわなかった」と説明している。年内に更地にされる予定。
なお、10月28日に新店舗となる新宮中央店を出店する。
*記事へのご意見はこちら