きょう(9日)、古川康佐賀県知事は、佐賀県議会の原子力安全対策等特別委員会で、九州電力側の『段上副社長・諸岡常務退任挨拶メモ』(以下、九電メモ)について、「発言の趣旨と異なっている」と説明。ただし6月21日、九電幹部と議会前(午前9時前頃)に知事公舎で会談したこと、結果的に発言が世間へ影響を与えたことについては認め、「軽率であった」とし、同県議会および佐賀県民へお詫びした。
古川知事は、退任のあいさつに来た九州電力の段上副社長・諸岡常務(当時)との会談の様子を雑談のような感じであったと説明、そのなかの発言が「要請」として受け取られ、「やらせメール」問題につながったとの認識はなかったと繰り返し強調した。また、九電メモの内容については、ニュアンスが違うとし、認識や見通し、持論を伝えたものだと説明し、遺憾の意を示した。
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