<北九州銀行の誕生までの経緯〈1〉>
新設が予定されている(株)山口フィナンシャルグループ(以下、山口FG)傘下の北九州銀行が、銀行法施行規則第1条8項により内閣総理大臣の認可を受け、自見庄三郎金融・郵政改革担当大臣が所管する金融庁長官から、近々銀行免許の交付を受けて10月3日(月)に営業を開始する予定となった。
山口FGによる北九州銀行設立についての流れを時系列的に整理すると下記の通りとなる。
山口銀行(下関市)ともみじ銀行(広島市)を傘下に持つ山口FG(下関市)は、2010年3月26日の取締役会で北九州市に本店を置く新銀行設立の具体的な準備に入ることを決定。
新銀行名は北九州銀行(仮称)とし、山口銀行北九州支店(北九州市堺町1-1-10)を本店所在地とし、山口FGが100%出資。半年後の10月までに準備会社を設立、九州にある山口銀行の支店を新銀行が継承し11年度中の開業を目指すとした。
記者会見で山口FGの福田浩一取締役社長は、「新銀行ではグループのノウハウを生かし、広島県から北九州まで独自の地域密着金融を実現したい」と設立の抱負を語った。
【北山 譲】
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