<北九州銀行の誕生までの経緯〈2〉>
山口FG(福田浩一社長)が、2010年3月26日の取締役会で北九州市に本店を置く「新銀行(北九州銀行:仮称)の設立準備の着手について」のプレス内容は下記の通り。
1.新銀行設立の経緯・目的
当社は、傘下に100%出資子会社である株式会社山口銀行(以下「山口銀行」といいます。)と株式会社もみじ銀行を有し、それぞれ山口県と広島県において、地域の特性やお客様のニーズに即したきめ細かい金融サービスを提供する「地域密着型金融」を徹底して参りました。また、同時に、当社グループがもつノウハウやインフラを傘下子銀行間で共有し、これらを最大限に活用することで「効率的な経営管理」を併せて実現して参りました。
このたび、当社の考えるこのビジネスモデルを更に推し進め、もうひとつの主要営業エリアである北九州市を中心とする北部九州において、「地域密着型金融」をよりきめ細かく実践するため、北九州市に本店を置く新たな銀行を設立することといたしました。
2.新銀行の概要
(1)商号
株式会社 北九州銀行(仮称)
(2)本店所在地
福岡県北九州市小倉北区堺町1丁目1-10(予定)
(現在の山口銀行北九州支店所在地)
(3)株主構成
株式会社山口フィナンシャルグループ 100%
(4)設立手法
新銀行設立にあたっては、事前に準備会社を設立し、山口銀行の九州域内における事業を分割し当該準備会社に承継させる、「吸収分割」の手法を用いる予定です。
(5)地域に根ざしたリテールバンキング
地域ニーズに即した新銀行独自の商品やサービス等の提供を通じて、地域の中小企業金融の円滑化と利用者の利便性向上に資する、フットワークの軽いリテールバンキングを実践して参ります。
(6)店舗展開
地域の利用者の皆さまの利便性向上に資するため、今後、個人向け店舗を主体とし
て、北九州市を中心とする北部九州に10カ店程度を新設する予定です。
3.今後の見通し
平成22年10月を目処に当社の子会社として準備会社を設立し、当局から銀行免許を取得することを前提として、平成23年度中の開業を目指します。
4.業績に与える影響
本件が当期(及び来期)の連結業績に与える影響は軽微です。
【北山 譲】
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