<北九州銀行の誕生までの経緯〈3〉>
山口FGは2010年3月31日、2012年度を最終年度とする中期3カ年計画を発表。11年度開業を予定している「北九州銀行」、傘下の山口銀行、もみじ銀行の3行の業績を見込んだ目標数値は、本業の収益を示すコア業務粗利益を、09年度の1,222億円を2割以上上回る1,500億円以上、経常利益は380億円を4割以上上回る550億円、最終利益は270億円を1割以上上回る300億円。総資産は8兆5,000億円を10兆円、自己資本利益率(ROE)は6.4%を5.5%以上に設定。
そのためには山口県、広島県、北九州市の3拠点でそれぞれ地域ブランドを構築し、地域密着型の営業展開により収益増強やコスト低減を目指すとした。
【北山 譲】
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