今年(2011年)9月から12月にかけて、福岡県春日市下白水北に開店を予定しているルミエールとハローデイ、ヤマダ電機。ルミエールは県内トップクラスのディスカウントストアでハローデイは高級スーパーとしての不動の地位を確保している。ヤマダ電機は日本一の売上高を誇る家電量販店として有名だ。ゆえに強固な集客力を持つ3店が開店した後、これらの店舗を挟む「県道那珂川・宇美線」が今まで以上に大混雑し、大渋滞を招くことが懸念されている。
出店場所は、ルミエールが九州乳業福岡工場跡地、道を挟んだ真向かいの元ダイエー春日店跡にハローデイとヤマダ電機が出店する。朝方や夕方の時間帯に一度でも現場を通ったことがある人ならば、察しがつくだろう。これについて福岡県も周辺住民の生活環境の悪化を懸念している。とくにルミエールは市道を挟み隣接の戸建住宅やマンションがあり、さらに搬入口の車道幅員が5メートルから58メートルと狭いため、搬入車が道路上で待機すると周辺住民の生活に支障をきたす可能性を示唆し、とくに大型車は配慮するように求めている。
3店開業まであと約3カ月。当然のことながら、開業した後に事故などが起きてしまっては話にならない。将来的には、3店を利用する人の歩道と歩行者信号機、歩道橋の設置などの対策を講じる必要性も指摘されているが、いずれにせよ福岡県ほか春日市、地域まで含めて連携して早急に取り組むべき課題であることは間違いない。
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