<2011年6月期決算は増収増益>
今年10月、中洲ゲイツに店舗をオープンする(株)ドン・キホーテ(本社:東京都目黒区、成沢 潤治代表取締役社長)は18日、2011年6月期決算を公表した。同期は関東地方に7店舗、東北地方に2店舗、近畿地方に4店舗、中部地方に1店舗の14店舗出店したものの、事業効率の見直しを行ない6店舗閉鎖した。これにより2011年6月末時点でグループの店舗数は前年同期比で8店舗増の228店舗となった。
同期は、店舗数が増えたことと、主に世の中の健康志向の高まりが影響し、「スポーツ・レジャー用品」が前期よりも+10.2%(+27億3,800万円)の295億6,400万円と好調であった。家電製品と日用雑貨品がともに同期比+8%を越えたこともあり、売上高は5,076億6,100万円と前年同期比で+4.1%、営業利益は253億3,600万円(前年同期比+20.3%)、経常利益が251億3,800万円(同比+19.1%)、当期純利益が126億6,300万円(同比+23.7%)の増収増益となった。
今年の3月には、東日本大震災の影響で、福島、宮城の店舗が一時営業休止となる事態は発生したものの、品揃えの充実とPB商品「情熱価格」の販売の拡大などで顧客支持率を高めることで、増収増益に成功。まさにディスカウント業界の底力を見せつけた決算となった。
なお、通期の売上高は5,289億円(前年同期比+4.2%)、営業利益270億円(同比+6.6%)、経常利益268億円(同比+6.6%)、当期純利益140億円(同比+10.6%)を見込んでいる。
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