<北九州銀行の誕生までの経緯<8>>
山口銀行は北九州市内に13行。北九州銀行の本店所在地は、現山口銀行北九州支店となる。北九州市に本店を構える金融機関は福岡ひびき信用金庫だけであり、北九州市に待望の地銀の本店が誕生することになる。
山口銀行の北九州地区の貸出金シェアは約13%(約4,000億円)と見られているが、個人向けや中小企業向け融資などは、福岡銀行や西日本シティ銀行および福岡ひびき信用金庫に大きな後れをとっており、北九州銀行発足によりリテール部門を充実させたいとしている。また、個人預金や給与振り込みなど、個人の生活口座獲得が今後の営業推進の重点施策になると見られている。
<福岡ひびき信用金庫の概要>
設 立:1924年(大正13年)1月15日
理事長:谷石喜一
本店所在地:北九州市八幡東区尾倉2-8-1
出資金:36億1,900万円
職員数:623名(2010年3月現在)
預金残高:6,275億円(2011年3月現在)
貸出金残高:3,329億円(2011年3月現在
自己資本比率:12.98%(2011年3月現在:単体)
店舗数:50店舗(うち北九州市内36支店、1出張所)
【北山 譲】
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