<北九州銀行の誕生までの経緯<9>>
山口FGは2010年9月24日、10月1日に設立する北九州金融準備(株)の社長に、加藤敏雄山口銀行専務を充てると発表。11年10月の開業を目指す「北九州銀行」の設立準備をして、九州市場に本格的に参入する。山口銀行、もみじ銀行との3行体制への移行をスムーズに進めるため、既存2行の管理部門をスリム化し、山口FGの本部機能を拡充するとした。
山口FGの福田社長は、自らも課長時代に北九州支店勤務の経験があることから、北九州銀行設立を「50年先を見据えた戦略」と位置付けており、北九州金融準備(株)の設立により「北九州銀行」発足が具体的にスタートする。
骨子は下記の通り
・現行の約350人に加え管理部門等で100人を増員し、450人体制とする。
・北九州市を中心とする北部九州に5年間で10カ店程度を新設する予定。
・北九州銀行の頭取には北九州金融準備(株)の加藤社長が就任する。
【北山 譲】
*記事へのご意見はこちら