脱原発を掲げる佐賀、長崎、福岡の弁護士ら約30人が佐賀市内で会合を開き、玄海原発(佐賀県玄海町)の運転停止や廃炉などを求める集団訴訟のための弁護団準備会を発足させた。福島第一原発の事故の影響で、脱原発訴訟の準備が全国で広がりを見せるなか、同準備会も連携していく方針である。
同準備会は、今後千人規模の原告、弁護団を募り、2011年末までに佐賀地裁に提訴したいとしている。準備会の一人である池永満弁護士(福岡県直方市)は「まずは集まって学習会を開き、すべての確認をしていきます」と、コメント。9月初旬には最初の学習会が予定されており、年末の提訴に向けた準備は着々と進んでいる。
【道山】
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