NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

コダマの核心

創出派vs守旧派の激突戦争時代(7)~海江田さん! 涙を流してどうするの?
コダマの核心
2011年8月 4日 10:24

<貧弱なリーダーたち、日本民族の劣化の表れか>

リーダー不在の混乱は続く.... 海江田万里 経産相の辞任の時期が近づいたようだ。まー、しかし、国会質疑の席で詰まって涙を流すとはいかがなものか!! この人も心身症で精神的調整に欠けていたかもしれない。情緒不安定状態だったのだろう。昔は経営評論家として飯を食ってきた人だが、組織を動かす経験が皆無であった。菅首相との戦いの前に経済産業省の役人たちを使いきれずに翻弄されたことのほうが問題である。海江田氏は組織のトップに立つ器でないことは証明された。もう、民主党の代表選には名乗り出ないでね。

 松本龍代議士には、重ね重ね残念な思いがする。1月に環境省大臣室で取材したときには「これはまさしく国士になられた」と感銘を受けた。だが大臣のスケジュールはハードだ。精神的重圧が溜まる。一方では3月11日以来、防災担当として被災地域を視察し、最前線で被災者の方々と向かい合った。その地獄の様を目撃し、対応に奔走するが、政局の渋滞で復興策が進まない。内面の苛立ちと葛藤で精神疾患に陥っていった。本当に惜しいことをした。しかし、現地の方々から見ると松本龍代議士の発言には同情の余地はない。仙台から仙台空港周辺を取材のために乗車したタクシーの運転手が同代議士のコメントを怒っていた(東北被災地域視察レポートは次回から掲載する)。

 筆者が愛読する月刊誌『致知』において、『現代のリーダー論』をテーマとした企画に安倍晋三元首相が登場していた。メンバーには石原慎太郎 東京都知事も加わっていたのは理解する。対談のなかで石原氏は「安倍君、君がこういう席に出られる資格があるのか」というあてつけらしい発言もしていた。心身症で総理大臣の席を投げ捨てた男が「私は情けないリーダーでした」という反省談義をするのなら納得もできる。それがまー、いかにも偉そうに堂々と「強い指導者とは」と論じる鉄化面・晋ちゃんには呆れた。この人にはオヤジ安倍晋太郎氏がお持ちであった「赤面の恥」という羞恥心の欠片も持ち合わせていないようだ。

 マスコミの連中が、日本の指導者の意地のなさを批判する。だが、こいつらもピンチの瀬戸際に立たされたら泣きごとを言うしか術がない。政治家然り、マスコミ連中であれ自分の責任を取れる奴は誰ひとりとしていないのが現実だ。国内において毎年3万人を超える自殺者がいる。「どうしてそんなに死を急ぐのか」と、問い質したのだが、苦しい社会状況が横たわっていることが背景にある。ただ、これも日本民族の生命力の劣化の表れだ。その時代気風に拘束されて政治家リーダーたちも情けない水準に立ち往生をしている。

<無感覚症候群の菅首相よ!!即刻退陣しなさい>

 菅首相の頭には「被災者の方々を早く救済しよう」という使命感はまるでゼロのようだ。自民党をはじめ野党から、または身内の民主党内からも「早く辞めろ」と迫られても"どこ吹く風"という素振りである。周囲では、「菅首相のねばりには呆れる」という感嘆の声を漏らす方々もおられる。感嘆していてどうするのか。菅氏は病気なのだ。「無感覚症候群」という一種の精神病である。健常な精神を持ち合わせていたならば、もう少し人間的な表情がうかがえるはずだ。海江田大臣よりははるかに悪性の病状である。緊急入院が必要なのだが処置が打てない。国家存亡の危機に際して創出派を代表する政治家が誰ひとりとして出現しないとは最大の不幸だ。

≪ (6) | (8) ≫

*記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


コダマの核心一覧
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル