<北九州銀行の誕生の行方<7>>
山口FG(下関市)の福田浩一社長と、10月3日(月)に開業予定の子会社、「北九州銀行」(北九州市)の加藤俊雄頭取は9月12日、山口銀行北九州支店で会見し、開業に向けての抱負を語った。
北九州金融準備株式会社(加藤社長)は9日、商号を「北九州銀行」に変更。加藤氏が初代頭取に就任しており、新銀行の概要や新店舗、新サービスなどについて発表した。
新サービスの内容は、個人定期預金の特別金利0.33%やATMの利用手数料無料と預金の獲得に重点を置いた内容となっている。また貸出金についても保証協会付き融資となっており、「思い切った新サービスを打ち出すのではと思っていたが、やや拍子抜けした内容」(銀行関係者)との声も聞こえる。
会見の席上、山口FGの福田社長は、新銀行の今後の数値目標は示さず「まずは地元の銀行として認められたい」との抱負を語っている。
2.店舗展開
・九州にある山口銀行の23店舗を引き継ぐ
・開業3年以内に10店舗以上増やす
・本年度中に5店舗を新設予定((1)、(3)の新設を今回公表)
(1)10月3日 コレットプラス支店(コレット2階の旧インフォメーションプラザ)
(2)11月下旬 直方支店(イオンモール直方店前)
(3)11月下旬 新宮支店(複合商業施設:ライフガーデン新宮中央内)
(4)12月 到津支店(大型商業施設内)
(5)12/3月 宗像支店(赤間駅北口)
3.新サービス
・開業記念定期預金の特別金利 0.33%(期間:10月3日~12月30日 個人限定)
・コンビニATM利用手数料無料サービス
・福岡県信用保証協会との単独提携商品「ひまわりプラス」の取扱開始
(取扱期間:11.10.3~12.3.30 借入限度額8,000万円以内、借入期間10年以内)
【北山 譲】
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