現在、福岡市では、9月30日にセアカゴケグモが発見されたことにともない、ホームページ上で注意を呼びかけている。
セアカゴケグモは、小さな有毒のクモで、オーストラリアを原産地とし、噛まれると針で刺したような痛みを感じ、発汗や吐き気などを発症することもある。しかし、国内で、20件以上のセアカゴケグモの雌による咬傷事例が報告されているが重篤事例なしとのことだ。とくに小児、高齢者は症状が重くなる恐れもあり、噛まれた際は咬傷部位を温水や石けん水で洗い落とし、できるだけ早く近くの医療機関を受診する必要がある。
このほか、生態の似ているハイイロゴケグモも、08年に2件、09年に1件、10年に1件、今年は1件と確認されており、この度の件にともない、同様に同市では注意喚起を促している。
なお、見つけた際は、家庭用殺虫剤で駆除できるとされているが、用心に越したことはないだろう。
【佐藤 公美】
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