<副市長が市職員に政治資金パーティー券を販売!?>
高島市長!! 今月(11月)15日に開催されたあなたの政治資金パーティー券(1万円)を副市長が市職員に販売したようですね(本人は『紹介した』と言っています)。これは、地方公務員の政治的中立を定めた地方公務員法第36条に抵触する可能性が高い、重大な問題です。局長には最低、1枚まわっているようです。
渡辺副市長や山崎副市長は「強制ではない」と、言い訳しているようですが、その有り様を見るに至って、嘆かわしいというか、悲しくなってしまいます。
高島市長は、平成9年に起こった「自民党市議団パーティー券事件」という福岡市役所にとって重たく悲しい事件をご存知ですか?
平成9年、自民党福岡市議団の創立40周年記念パーティーをめぐって市議たちが市交通局幹部たちにパーティー券販売の斡旋を依頼し、当該幹部たちが地下鉄工事を発注した建設会社に割り当てていたことが表面化し、交通事業管理者が自殺したという事件です。
亡くなった交通事業管理者は、当時は助役(現在の副市長)候補の優秀で勤勉実直と評判の高い人物でした。多くの市職員の心に、悲しみの傷を残した事件でした。
今回の高島市長のパーティー券問題は、市民の信頼を失うだけでなく、市職員の心の傷を刺激し、その信頼も失いかねない出来事です。
高島市長に対して身を挺して支えるはずの副市長たちが、過去の背景を知りながら、今回のようにパーティー券を市の組織のなかに販売してしまうことは、感受性と良識を欠いた余程の無能者であるか、何か別な意図によるものか(たとえば、高島市長の味方の振りをしながら足を引っ張っているのか)、どちらかしかありません。
どちらにしても、副市長として不適格ではないでしょうか。副市長たちの日頃の仕事ぶりも、耳にする限りはあまり芳しくないようですから、このような副市長には早々に退いていただいたほうがいいと思います。
これを機会に人事を刷新して、市長としての2年目のスタートを切ってはいかがですか。
組織のトップは、ときに冷徹と言われても、決断しなくてはなりません。前市長の吉田氏は、理解力もあり、性格も温厚で市職員から好評を得ていましたが、副市長を選び損ないました。
吉田政権が1期4年で終わったのは、管理職級の市職員たちからも「副市長をかえることができなかったことが大きな要因だ」という声を聞きます。前市長の轍を踏まないためにもご忠告を申し上げます。
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