最近、小生の家の近くに気になる店ができた。中国人の女店主がやっている居酒屋(?)なのだが、何が気になるかというと店名が「まんげつ」なのである。ついに上海からの追っ手(一見さんはリンク先を要参照)が来たのかと思えば、身の毛もよだつ話であるが――。
中洲でも、足しげく通っていると、その日の目的地にたどりつくまでのルートを考えなければならなくなってしまう。複数店舗を股にかける浮気性の小生はなおさら、目的地にたどり着くまでに他の店舗に拉致されることもしばしば。店の人間に見つからなくても、遭遇した馴染みの中洲の常連客に連行されることもある。そういったハプニングも楽しみのひとつであるが、たどり着けなかった目的地(店)への「いいわけ」が面倒くさい。
先日、朝起きると、馴染みの店の娘からメールが入っていた。「この前、目の前を腕組んで歩いとったね。楽しそうやったけど?」と。寝起きがけに記憶の糸をたどる。小生、どんなにねらいの娘でも人目の多い通りで腕を組むことはない。目撃されると後々、いろんなところでやりづらくなるからだ。
しかし、その日の一昨日、昨日と、一緒に歩いていたのは事実。寝ぼけていたためか、「見たのは金曜? 土曜?」と、バカ正直の上にさらにバカが付くような逆質問をしてしまった。
聞けば、どうやら金曜(一昨日)であったという。それでも小生には記憶がない。ここでハッとする。そもそも腕を組んでいたという記憶がないのも当たり前の話だ。それは『店に強制連行されていた』時のことだったのだから。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら